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トップ高崎市の歴史新編高崎市史等> 『新編高崎市史 通史編3 近世』

『新編高崎市史 通史編3 近世』

新編高崎市史通史編3

刊行情報

A5版 本文899ページ 平成16年刊行

目次

第1章 高崎藩の誕生と岩鼻陣屋の創設

第1節 江戸時代の幕開けと高崎
1 家康の関東入国と上州
 小田原攻め
 徳川家康江戸城に入る
 上州の大名配置
2 井伊直政と箕輪城
 井伊直政の生い立ち
 直政箕輪城主となる
 城下町の形成
 豊臣秀吉の草津湯治計画
3 高崎城の築城と城下町の整備
 和田を築城の適地と選定する
 高崎城の誕生
 城下町の概要
 城下町高崎の整備と町割り
 直政の治政のあらまし
 直政と関ヶ原の戦い
コラム(1)烏川原の決闘と山名八幡宮の太刀割石

第2節 井伊氏以後の歴代藩主
1 交代の激しい藩主
 諏訪頼水の城番時代
 酒井家次と城下町の整備
 松平康長と松平信吉の支配
2 安藤氏3代の支配と高崎藩政の確立
 安藤重信の入封
 重長の襲封
 伝馬宿の拡張と領内検地
 駿河大納言忠長卿事件
 安藤重博の藩政
 市日の設定
3 松平輝貞から間部詮房へ
 松平輝貞の高崎城入域
 5代将軍綱吉と輝貞
 間部詮房の入封
 詮房の治政
 杢ヶ橋関所の警備
 未納年貢の徴収
 転封費用の捻出
コラム(2)高崎城を掘る

第3節 松平藩政の展開
1 松平藩政の定着
 松平輝貞、再び高崎城主となる
 2代藩主輝規
2 飛び領の成立と支配
 一ノ木戸領
 銚子領
 野火止領
3 輝高の時代
 輝高藩主に就任
 宝暦事件
 明和事件
 明和の伝馬騒動
 百姓一揆と鉄砲の使用
 輝高勝手掛老中に就任
 絹運上取立計画
 遊芸館の創設
 財政窮迫と三井家
4 輝和と藩政の総点検
 輝和の治政
 天明の浅間焼け
 輝和の藩政総点検
 『地方凡例録』の編纂
 「高崎志」の編纂
 藩財政の再建

第4節 岩鼻陣屋の創設と支配の特色
1 岩鼻陣屋の創設
 岩鼻陣屋の設置
 陣屋創設の社会的・政治的背景
 代官の施政方針と陣屋の建設
 執務の開始と支配組織の整備
2 農村復興政策の展開
 荒地の起返と新田開発
 農村風俗の取り締まり
 小児養育制度の導入
コラム(3)千葉周作と伊香保奉額騒動

第5節 関東取締出役と寄場組合村
1 関東取締出役の発足
 郡中取締役の任命
 犬牙錯綜の支配形態
 上州の無宿と悪党
 悪党と博奕
 関東取締出役の誕生
 道案内とニ足の草鞋
2 文政の改革と寄場組合村
 改革の触書
 御改革組合
 高崎宿組合村の編成
 組合村編成と川越藩
 組合村結成の歴史的背景
 火付盗賊改長谷川平蔵
 火付盗賊改と石原村
 火付盗賊改の活躍

第2章 市域の村と農民

第1節 検地と年貢
1 高崎藩領と市域の村々
 寛永年間までの高崎藩領の村々
 寛文4年の高崎藩領の村々
 元禄年間以降の高崎藩領の村々
 5つの「郷」に分かれた高崎領
 寛文郷帳に見る高崎市域の村々
 寛文年間と明治時代初期の田畑耕地面積
2 高崎藩領の検地
 江戸時代の検地
 井伊直政の検地定
 江戸時代初期の高崎藩検地
 明暦2年の寺尾村検地帳
 明暦4年の行力村名寄帳
 寛文2年の貝沢村名寄帳
 寛文年間の高崎藩検地
 松平家の中豊岡村検地帳
3 高崎藩領の年貢徴収法
 松平家の高崎領分年貢収入量
 五万石騒動と高崎藩の年貢徴収法
 古領と新領の年貢徴収法の相違
 古領大八木村の年貢割付状
 年貢割付状に見る寛文検地の前後
 古領前箱田村の年貢割付状
 新領中豊岡村の年貢割付状
 寛政年間までの年貢量の経年変化(大八木村)
 定免法の施行と減免方法
4 年貢徴収の実態
 古領上小鳥村の皆済附替帳
 皆済附替帳と年貢割付状(上小鳥村)
 高崎藩の延米税率の起源
 年貢徴収法の変更願
 年貢の村内割当(石原村)
5 高崎藩領以外の年貢徴収法
 幕府領滝村の年貢割付状
 八幡原村の年貢割付状(前橋藩領・幕府領)
 
第2節 村のしくみと運営
1 村のしくみ
 村の成立と村に住む人々
 分付主と分付百姓
 五人組の成立
 草分け百姓
2 村の運営
 村役人の任命
 村役人の仕事と役人給
 村寄合と議定
 村入用―村の財政
 村方騒動2例
コラム(4)付け届けと賄賂

第3節 用水と入会地
1 市域の主要な用水
 市域の主要な用水
 用水普請と用水組合の成立
 用水普請に関する高崎藩の規定
2 西新波堰の保守と運営
 西新波堰の取水口
 西新波堰の埋樋普請
 堀浚いと番水
3 天狗岩用水の保守と運営
 天狗岩用水の開鑿
 天狗岩用水の普請
 合体普請の成立
 新保村などの水引落し
 村の負担
4 その他の用水
 金ヶ崎用水の普請
 右京の泣き堀と十二堰用水
 板鼻堰の水論
 溜池の新設と底浚い
5 入会地とその利用
 秣場と草札
 秣場をめぐる争い

第4節 近世後期の村々
1 浅間焼けと土地の荒廃
 砂降りによる耕地の被害
 浅間焼け後の救済願
 浅間焼け後の救済措置
 手余り地の発生とその対応
 手余り地の引受人
2 農業技術と多様な農産物
 稲作り作業の実際
 畑作物
 商品作物の生産と栽培法
 肥料と施肥方法
3 農村の変容
 田畑売渡証文と質地証文
 家別持高の変遷
 農間渡世の広がり
 下滝村天田家の経営
 下滝村の土地所有と人別構成
 石原村上組の人別構成
 農村人口の減少とその対策

第3章 商工業の発達と高崎城下の繁栄

第1節 城下町の形成と商工業の隆盛
1 歴代領主による都市機能の整備
 連雀商人と定期市の開設
 町屋の形成と住民構成
 往還通絵図にみる店舗構成
 城下町方の景観と人々
2 城下の商人群像
 城下卸売問屋と在方商人
 旅籠屋と茶屋
 江州ほか他国商人の定着
 高崎秤役所
 商圏の拡大と売掛金出入
 商人金融の点描
3 田町の絹市と絹買宿
 田町の絹市
 絹買宿と都市呉服問屋
 年々献上された高崎絹
 市田孫市店の経営
4 城下の諸職人
 職人町の成立と営業税の上納
 紺屋渡世の増加
 伊勢型紙東国行の拠点となった高崎
 髪結渡世
 鋳物師
 大工・左官ほか諸職人
コラム(5)高崎城下での活魚売買の目論見―寛政9年「高崎町奉行日記」にみる

第2節 舘煙草の生産と流通
1 舘葉の生産と産地荷主
 献上舘煙草と舘葉産地
 江戸舘問屋の舘葉買付け仕法
 舘葉産地の荷主と仲買人
 舘葉流通の構図
2 高崎舘問屋と煙草刻職人
 高崎城下の煙草店
 町奉行日記にみる煙草刻職人
 高崎舘問屋と舘葉荷主
コラム(6)商人鑑にみる高崎舘煙草刻問屋

第3節 酒造業の展開と米穀流通
1 酒需要の増大と造酒屋
 造酒屋の台頭と請酒屋・小売酒屋
 統制下の酒造経営
 越後の酒造出稼店
 幕末・維新期の造酒屋
2 他藩払米の流入と米問屋
 城下の信州米問屋
 安中藩払米の流入と高崎商人
3 高崎城米地払制の定着
 払米世話役掛屋の任命
 飯野家の掛屋経営
 払米のゆくえ
 藩発起の無尽講と掛屋・用達商人

第4節 蚕糸業の発達と維新期の高崎商・職人衆
1 養蚕の普及と繭問屋の出現
 生絹・太織生産と桑小作制度
 奥州本場種の流入
 信州種の流入
 繭問屋の出現と北上州繭の流入
2 生糸・蚕種輸出と繭積立制度
 城下での生糸売買
 生糸・蚕種の流通統制
 高崎藩施行の繭積立仕法
3 横浜開港と商・職人衆の動向
 幕末・維新期の商・職人仲間
 本町の住民構成と商・職人渡世
 本町住民の出身地から見た広域性
 高崎の生糸売込商たち
4 糸繭商人らの諸社灯籠献納事業
 榛名神社大灯籠の献納事業
 妙義神社への御神灯奉納
 一ノ宮貫前神社への灯籠献納
 八幡八幡宮への御神灯献納

 

第4章 陸上交通と水運の発達

第1節 関東と信濃・越後を結ぶ交通路
1 中山道の整備と宿駅制度
 交通網の整備と上野国
 中山道の宿駅・伝馬制
 宿場の役割と休泊施設
 一里塚と並木の整備
2 縦横に走る諸街道
 日光例幣使道と宿村の対応
 関東と越後・佐渡を結ぶ三国街道
 高崎と信州を結ぶ商品輸送路
コラム(7)高崎商人寄進の信濃国分寺石柱

第2節 宿場と人・荷物の往来
1 倉賀野・高崎宿の景観と仕組み
 絵図にみる倉賀野・高崎宿
 倉賀野・高崎両宿の構造
 両宿の問屋場と宿役人
 両宿の御定人馬と継立賃銭
 宿場の財政と運営
2 宿場に暮らす人びと
 倉賀野宿の本陣・脇本陣と旅籠屋
 定飛脚問屋島屋・京屋の高崎出店
 倉賀野宿と飯盛女の悲哀
3 倉賀野・高崎宿周辺の村々と助郷
 助郷村の指定と役割
 高崎宿助郷村々の負担
 幕末の大通行と助郷紛争
4 武家や庶民の往来と荷物輸送
 大名の参勤交代と「馳走」
 公用役人や御用荷物の通行
 旅行中の病人への対応
 商人荷物の輸送と中馬稼ぎ
コラム(8)高崎宿旅籠屋発行の碓氷関所手形

第3節 烏川・利根川の水運と渡し場
1 倉賀野河岸の成立と構造
 利根川の水運と上野国
 河岸の成立と玉村町との争い
 河岸の仕組みと河岸問屋
2 上下する米と商品荷物
 諸大名の廻米と運賃
 上り下りする商品荷物
 川床の浅瀬化と小船稼ぎ
 新町宿との旅人乗船争い
3 新規通船の試みと材木の川下げ
 河岸問屋組合の結成と岩鼻河岸の試み
 幕末期の上利根川通船願い
 筏場と聖石河岸の筏流し
 烏川水運と河岸の衰退
4 おもな河川の渡し場
 烏川の柳瀬渡船
 烏川の筏場と聖石の渡し場
 鏑川と井野川の渡し場
コラム(9)利根川舟運と大杉信仰

第5章 生活と文化

第1節 武家の社会と生活
1 殿様のくらし
 江戸藩邸での殿様のくらし
 輝承の初入部と高崎での生活
 殿様の豆まき
2 武士のくらし
 高崎藩士御条目
 中村勝弥の少年時代
 篠田藤九郎の引越し
 武士のすまい―屋敷と長屋
 藩士の俸禄と生活
コラム(10)大名家の持参金

第2節 町と村のくらし
1 町人のくらし
 城下町の空間とくらし
 城下町の木戸や番所
 頼政神社の祭礼
 城下町の環境問題
 「閭里歳時記」と町人のくらし
 商家の子どもの成長儀礼
2 村人のくらし
 村明細帳からみた農民のくらし
 絵図からみた村の景観
 村の年中行事
 村の祭礼と規制
 農民の家の大きさ
3 家と家族
 相続
 結婚と離縁
 家出
 奉公
4 火事と犯罪
 高崎の大火
 倉賀野の大火
 被害拡大防止対策
 火付けと火元人の入寺
 高崎の事件簿
5 庶民の旅
 高崎の道しるべ
 霊場めぐりと湯治
 伊勢参宮
コラム(11)金で買った日照権

第3節 学問と教育の普及
1 武士の教育
 藩校遊芸館の創設
 藩校文武館と英学校
2 庶民教育の普及
 寺子屋教育の様子
 師匠について
3 医学と薬学
 高崎の医師たち
 藩医高島昌軒と嶺春泰
 種痘の普及と工藤俊栄
 家伝薬
4 和算
 永山義長と上州の和算
 算額と和算の発達
 そろばんと実用算
 地方算法と測量術
 和算を学んだ人たち
コラム(12)200年前の人が解いた数学の問題―幸宮神社に奉掲された算額

第4節 高崎の文芸
1 文芸の興隆
 『藤陰叢話』と高崎の漢詩人
 歌人宮部義正と飯塚久敏
 高崎俳諧の系譜
 高崎の狂歌師たち―滑稽から本歌へ
2 高崎の女性と文芸
 羽鳥一紅
 深井慈照尼
 宮部万女
 西岡妙善尼
 大谷宇寿女
3 美術工芸
 書家
 絵師
 刀工
 印刻

第5節 寺社と信仰
1 寺院
 江戸幕府の寺院統制策
 領主の寺院統制と保護
 寺院と民衆の関わり
 慈眼寺と西上州の真言教団
 大信寺の忠長卿供養と寺領経営
 興禅寺の城外移転
 石原村清水寺の観音参詣
 時宗と遊行上人の廻国
 虚無僧寺―慈上寺と清海寺
2 神社のありかた
 神社のありかた
 倉賀野村飯玉大明神
 神職と倉賀野村
 佐野村定家明神
 宗派の異なる別当
 世襲と転住
 八幡村八幡宮
 近世初期の八幡宮祭祀組織
 近世後期の八幡宮祭祀組織
 八幡村集落
 別当と禰宜
 下豊岡村若宮八幡宮
 村持ちの神社
 鍵持ちと庭掃
 伊勢殿
 連雀町の伊勢殿
 寛政期の造営
 中豊岡村の伊勢殿
3 高崎市域の修験道
 修験道
 高崎藩領と修験寺院
 当山派
 不動寺の補任状
 本山派
 修験寺院と人びと
4 小祠・小堂と宗教者
 農民持ちの小堂
 農民持ちの小祠
 群馬郡の神職
 社会と神職・修験者
5 神仏分離
 王政復古と神職・僧侶
 高崎藩の神仏分離

第6章 幕末・維新期の高崎

第1節 幕末の高崎
1 ペリー来航と開国
 黒船の来航と開国要求
 高崎藩の意見
 寺社奉行松平輝聴らの意見
 日米修好通商条約の締結
 高崎藩の江戸出兵
 軍備の近代化
2 和宮の下向と攘夷の激化
 桜田門外の変と公武合体政策
 和宮の下向と高崎宿
 和宮降嫁の政治的波紋
 浪士組の上京
 攘夷運動の胎動
 天朝組の攘夷計画
 慷慨組の高崎城攻撃計画
3 天狗党の乱と下仁田戦争
 筑波山から大平山へ
 軍資金の調達
 天田善兵衛の献金
 高崎藩の警備
 栃木宿の焼き払い
 藩主輝聲と浪士追討総督
 高崎藩の出陣
 高道祖村の戦い
 下妻の戦い
 高崎藩の敗走
 那珂湊の戦いと高崎藩の奮戦
 西上の開始と太田の止宿
 浪士接近と高崎城下
 浪士藤岡町から吉井宿へ
 浪士下仁田に宿陣
 戦いの始まり
 高崎藩の敗戦
 戦後処理
 浪士、信州に向かう
4 幕藩体制の崩壊
 武州世直し一揆の波及
 大政奉還
 江戸市中攪乱戦術
 藩主輝聲の朝召辞退
 出流山討幕蜂起
 薩摩藩邸焼打事件
5 幕末の岩鼻陣屋
 武術稽古場の取建
 藤岡町と新町宿の打ちこわし
 高崎藩兵の出動
 陣屋支配体制の強化
コラム(13)下仁田戦争余聞

第2節 高崎の明治維新
1 高崎藩と戊辰戦争
 鳥羽・伏見の戦い
 碓氷峠の確保
 農兵銃隊取立計画
 西上州世直し一揆
 「世直し大明人」
 小栗上野介権田村に土着
 東山道総督府高崎に入る
 岩鼻陣屋の明け渡しと上州分割鎮撫
 最後の岩鼻代官高畠弾正
 高崎藩の分割鎮撫
 「小栗征伐」と高崎藩
2 上越国境戦と北越出兵
 高崎藩の沼田出兵
 三国峠出陣
 般若塚攻防戦
 連合軍の勝利
 菊の章旗の下賜
 戸倉戦争
 脱藩士と上野の彰義隊
 一ノ木戸陣屋の動向
 大芦の戦い
 会津若松城の落城
 美加保丸事件
3 版籍奉還と五万石騒動
 版籍奉還
 五万石騒動の発端
 傘連判状の作成
 藩役所への強訴
 維新政府の態度
 民部省への越訴
 騒動がもたらした成果
 奥羽鎮撫
 藩制改革
 家中騒動
 廃藩置県
4 岩鼻県の創設と県政の展開
 大音龍太郎の登場
 大音県政の基本原則
 大音の強権政治
 大音県政の終焉
 小室信夫の知県事就任
 米と贋金の問題
 中島錫胤の県政
 青山貞の登場
 青山貞と「上野県」構想
コラム(14)高崎藩と三坂関所の取り立て
 

掲載日 平成29年6月5日 更新日 平成29年6月12日
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