『新編高崎市史 通史編3 近世』
刊行情報
A5版 本文899ページ 平成16年刊行
目次
第1章 高崎藩の誕生と岩鼻陣屋の創設
第1節 江戸時代の幕開けと高崎
1 家康の関東入国と上州
小田原攻め
徳川家康江戸城に入る
上州の大名配置
2 井伊直政と箕輪城
井伊直政の生い立ち
直政箕輪城主となる
城下町の形成
豊臣秀吉の草津湯治計画
3 高崎城の築城と城下町の整備
和田を築城の適地と選定する
高崎城の誕生
城下町の概要
城下町高崎の整備と町割り
直政の治政のあらまし
直政と関ヶ原の戦い
コラム(1)烏川原の決闘と山名八幡宮の太刀割石
第2節 井伊氏以後の歴代藩主
1 交代の激しい藩主
諏訪頼水の城番時代
酒井家次と城下町の整備
松平康長と松平信吉の支配
2 安藤氏3代の支配と高崎藩政の確立
安藤重信の入封
重長の襲封
伝馬宿の拡張と領内検地
駿河大納言忠長卿事件
安藤重博の藩政
市日の設定
3 松平輝貞から間部詮房へ
松平輝貞の高崎城入域
5代将軍綱吉と輝貞
間部詮房の入封
詮房の治政
杢ヶ橋関所の警備
未納年貢の徴収
転封費用の捻出
コラム(2)高崎城を掘る
第3節 松平藩政の展開
1 松平藩政の定着
松平輝貞、再び高崎城主となる
2代藩主輝規
2 飛び領の成立と支配
一ノ木戸領
銚子領
野火止領
3 輝高の時代
輝高藩主に就任
宝暦事件
明和事件
明和の伝馬騒動
百姓一揆と鉄砲の使用
輝高勝手掛老中に就任
絹運上取立計画
遊芸館の創設
財政窮迫と三井家
4 輝和と藩政の総点検
輝和の治政
天明の浅間焼け
輝和の藩政総点検
『地方凡例録』の編纂
「高崎志」の編纂
藩財政の再建
第4節 岩鼻陣屋の創設と支配の特色
1 岩鼻陣屋の創設
岩鼻陣屋の設置
陣屋創設の社会的・政治的背景
代官の施政方針と陣屋の建設
執務の開始と支配組織の整備
2 農村復興政策の展開
荒地の起返と新田開発
農村風俗の取り締まり
小児養育制度の導入
コラム(3)千葉周作と伊香保奉額騒動
第5節 関東取締出役と寄場組合村
1 関東取締出役の発足
郡中取締役の任命
犬牙錯綜の支配形態
上州の無宿と悪党
悪党と博奕
関東取締出役の誕生
道案内とニ足の草鞋
2 文政の改革と寄場組合村
改革の触書
御改革組合
高崎宿組合村の編成
組合村編成と川越藩
組合村結成の歴史的背景
火付盗賊改長谷川平蔵
火付盗賊改と石原村
火付盗賊改の活躍
1 家康の関東入国と上州
小田原攻め
徳川家康江戸城に入る
上州の大名配置
2 井伊直政と箕輪城
井伊直政の生い立ち
直政箕輪城主となる
城下町の形成
豊臣秀吉の草津湯治計画
3 高崎城の築城と城下町の整備
和田を築城の適地と選定する
高崎城の誕生
城下町の概要
城下町高崎の整備と町割り
直政の治政のあらまし
直政と関ヶ原の戦い
コラム(1)烏川原の決闘と山名八幡宮の太刀割石
第2節 井伊氏以後の歴代藩主
1 交代の激しい藩主
諏訪頼水の城番時代
酒井家次と城下町の整備
松平康長と松平信吉の支配
2 安藤氏3代の支配と高崎藩政の確立
安藤重信の入封
重長の襲封
伝馬宿の拡張と領内検地
駿河大納言忠長卿事件
安藤重博の藩政
市日の設定
3 松平輝貞から間部詮房へ
松平輝貞の高崎城入域
5代将軍綱吉と輝貞
間部詮房の入封
詮房の治政
杢ヶ橋関所の警備
未納年貢の徴収
転封費用の捻出
コラム(2)高崎城を掘る
第3節 松平藩政の展開
1 松平藩政の定着
松平輝貞、再び高崎城主となる
2代藩主輝規
2 飛び領の成立と支配
一ノ木戸領
銚子領
野火止領
3 輝高の時代
輝高藩主に就任
宝暦事件
明和事件
明和の伝馬騒動
百姓一揆と鉄砲の使用
輝高勝手掛老中に就任
絹運上取立計画
遊芸館の創設
財政窮迫と三井家
4 輝和と藩政の総点検
輝和の治政
天明の浅間焼け
輝和の藩政総点検
『地方凡例録』の編纂
「高崎志」の編纂
藩財政の再建
第4節 岩鼻陣屋の創設と支配の特色
1 岩鼻陣屋の創設
岩鼻陣屋の設置
陣屋創設の社会的・政治的背景
代官の施政方針と陣屋の建設
執務の開始と支配組織の整備
2 農村復興政策の展開
荒地の起返と新田開発
農村風俗の取り締まり
小児養育制度の導入
コラム(3)千葉周作と伊香保奉額騒動
第5節 関東取締出役と寄場組合村
1 関東取締出役の発足
郡中取締役の任命
犬牙錯綜の支配形態
上州の無宿と悪党
悪党と博奕
関東取締出役の誕生
道案内とニ足の草鞋
2 文政の改革と寄場組合村
改革の触書
御改革組合
高崎宿組合村の編成
組合村編成と川越藩
組合村結成の歴史的背景
火付盗賊改長谷川平蔵
火付盗賊改と石原村
火付盗賊改の活躍
第2章 市域の村と農民
第1節 検地と年貢
1 高崎藩領と市域の村々
寛永年間までの高崎藩領の村々
寛文4年の高崎藩領の村々
元禄年間以降の高崎藩領の村々
5つの「郷」に分かれた高崎領
寛文郷帳に見る高崎市域の村々
寛文年間と明治時代初期の田畑耕地面積
2 高崎藩領の検地
江戸時代の検地
井伊直政の検地定
江戸時代初期の高崎藩検地
明暦2年の寺尾村検地帳
明暦4年の行力村名寄帳
寛文2年の貝沢村名寄帳
寛文年間の高崎藩検地
松平家の中豊岡村検地帳
3 高崎藩領の年貢徴収法
松平家の高崎領分年貢収入量
五万石騒動と高崎藩の年貢徴収法
古領と新領の年貢徴収法の相違
古領大八木村の年貢割付状
年貢割付状に見る寛文検地の前後
古領前箱田村の年貢割付状
新領中豊岡村の年貢割付状
寛政年間までの年貢量の経年変化(大八木村)
定免法の施行と減免方法
4 年貢徴収の実態
古領上小鳥村の皆済附替帳
皆済附替帳と年貢割付状(上小鳥村)
高崎藩の延米税率の起源
年貢徴収法の変更願
年貢の村内割当(石原村)
5 高崎藩領以外の年貢徴収法
幕府領滝村の年貢割付状
八幡原村の年貢割付状(前橋藩領・幕府領)
第2節 村のしくみと運営
1 村のしくみ
村の成立と村に住む人々
分付主と分付百姓
五人組の成立
草分け百姓
2 村の運営
村役人の任命
村役人の仕事と役人給
村寄合と議定
村入用―村の財政
村方騒動2例
コラム(4)付け届けと賄賂
第3節 用水と入会地
1 市域の主要な用水
市域の主要な用水
用水普請と用水組合の成立
用水普請に関する高崎藩の規定
2 西新波堰の保守と運営
西新波堰の取水口
西新波堰の埋樋普請
堀浚いと番水
3 天狗岩用水の保守と運営
天狗岩用水の開鑿
天狗岩用水の普請
合体普請の成立
新保村などの水引落し
村の負担
4 その他の用水
金ヶ崎用水の普請
右京の泣き堀と十二堰用水
板鼻堰の水論
溜池の新設と底浚い
5 入会地とその利用
秣場と草札
秣場をめぐる争い
第4節 近世後期の村々
1 浅間焼けと土地の荒廃
砂降りによる耕地の被害
浅間焼け後の救済願
浅間焼け後の救済措置
手余り地の発生とその対応
手余り地の引受人
2 農業技術と多様な農産物
稲作り作業の実際
畑作物
商品作物の生産と栽培法
肥料と施肥方法
3 農村の変容
田畑売渡証文と質地証文
家別持高の変遷
農間渡世の広がり
下滝村天田家の経営
下滝村の土地所有と人別構成
石原村上組の人別構成
農村人口の減少とその対策
1 高崎藩領と市域の村々
寛永年間までの高崎藩領の村々
寛文4年の高崎藩領の村々
元禄年間以降の高崎藩領の村々
5つの「郷」に分かれた高崎領
寛文郷帳に見る高崎市域の村々
寛文年間と明治時代初期の田畑耕地面積
2 高崎藩領の検地
江戸時代の検地
井伊直政の検地定
江戸時代初期の高崎藩検地
明暦2年の寺尾村検地帳
明暦4年の行力村名寄帳
寛文2年の貝沢村名寄帳
寛文年間の高崎藩検地
松平家の中豊岡村検地帳
3 高崎藩領の年貢徴収法
松平家の高崎領分年貢収入量
五万石騒動と高崎藩の年貢徴収法
古領と新領の年貢徴収法の相違
古領大八木村の年貢割付状
年貢割付状に見る寛文検地の前後
古領前箱田村の年貢割付状
新領中豊岡村の年貢割付状
寛政年間までの年貢量の経年変化(大八木村)
定免法の施行と減免方法
4 年貢徴収の実態
古領上小鳥村の皆済附替帳
皆済附替帳と年貢割付状(上小鳥村)
高崎藩の延米税率の起源
年貢徴収法の変更願
年貢の村内割当(石原村)
5 高崎藩領以外の年貢徴収法
幕府領滝村の年貢割付状
八幡原村の年貢割付状(前橋藩領・幕府領)
第2節 村のしくみと運営
1 村のしくみ
村の成立と村に住む人々
分付主と分付百姓
五人組の成立
草分け百姓
2 村の運営
村役人の任命
村役人の仕事と役人給
村寄合と議定
村入用―村の財政
村方騒動2例
コラム(4)付け届けと賄賂
第3節 用水と入会地
1 市域の主要な用水
市域の主要な用水
用水普請と用水組合の成立
用水普請に関する高崎藩の規定
2 西新波堰の保守と運営
西新波堰の取水口
西新波堰の埋樋普請
堀浚いと番水
3 天狗岩用水の保守と運営
天狗岩用水の開鑿
天狗岩用水の普請
合体普請の成立
新保村などの水引落し
村の負担
4 その他の用水
金ヶ崎用水の普請
右京の泣き堀と十二堰用水
板鼻堰の水論
溜池の新設と底浚い
5 入会地とその利用
秣場と草札
秣場をめぐる争い
第4節 近世後期の村々
1 浅間焼けと土地の荒廃
砂降りによる耕地の被害
浅間焼け後の救済願
浅間焼け後の救済措置
手余り地の発生とその対応
手余り地の引受人
2 農業技術と多様な農産物
稲作り作業の実際
畑作物
商品作物の生産と栽培法
肥料と施肥方法
3 農村の変容
田畑売渡証文と質地証文
家別持高の変遷
農間渡世の広がり
下滝村天田家の経営
下滝村の土地所有と人別構成
石原村上組の人別構成
農村人口の減少とその対策
第3章 商工業の発達と高崎城下の繁栄
第1節 城下町の形成と商工業の隆盛
1 歴代領主による都市機能の整備
連雀商人と定期市の開設
町屋の形成と住民構成
往還通絵図にみる店舗構成
城下町方の景観と人々
2 城下の商人群像
城下卸売問屋と在方商人
1 歴代領主による都市機能の整備
連雀商人と定期市の開設
町屋の形成と住民構成
往還通絵図にみる店舗構成
城下町方の景観と人々
2 城下の商人群像
城下卸売問屋と在方商人
旅籠屋と茶屋
江州ほか他国商人の定着
高崎秤役所
商圏の拡大と売掛金出入
商人金融の点描
3 田町の絹市と絹買宿
田町の絹市
絹買宿と都市呉服問屋
年々献上された高崎絹
市田孫市店の経営
4 城下の諸職人
職人町の成立と営業税の上納
紺屋渡世の増加
伊勢型紙東国行の拠点となった高崎
髪結渡世
鋳物師
大工・左官ほか諸職人
コラム(5)高崎城下での活魚売買の目論見―寛政9年「高崎町奉行日記」にみる
第2節 舘煙草の生産と流通
1 舘葉の生産と産地荷主
献上舘煙草と舘葉産地
江戸舘問屋の舘葉買付け仕法
舘葉産地の荷主と仲買人
舘葉流通の構図
2 高崎舘問屋と煙草刻職人
高崎城下の煙草店
町奉行日記にみる煙草刻職人
高崎舘問屋と舘葉荷主
コラム(6)商人鑑にみる高崎舘煙草刻問屋
第3節 酒造業の展開と米穀流通
1 酒需要の増大と造酒屋
造酒屋の台頭と請酒屋・小売酒屋
統制下の酒造経営
越後の酒造出稼店
幕末・維新期の造酒屋
2 他藩払米の流入と米問屋
城下の信州米問屋
安中藩払米の流入と高崎商人
3 高崎城米地払制の定着
払米世話役掛屋の任命
飯野家の掛屋経営
払米のゆくえ
藩発起の無尽講と掛屋・用達商人
第4節 蚕糸業の発達と維新期の高崎商・職人衆
1 養蚕の普及と繭問屋の出現
生絹・太織生産と桑小作制度
奥州本場種の流入
信州種の流入
繭問屋の出現と北上州繭の流入
2 生糸・蚕種輸出と繭積立制度
城下での生糸売買
生糸・蚕種の流通統制
高崎藩施行の繭積立仕法
3 横浜開港と商・職人衆の動向
幕末・維新期の商・職人仲間
本町の住民構成と商・職人渡世
本町住民の出身地から見た広域性
高崎の生糸売込商たち
4 糸繭商人らの諸社灯籠献納事業
榛名神社大灯籠の献納事業
妙義神社への御神灯奉納
一ノ宮貫前神社への灯籠献納
八幡八幡宮への御神灯献納
江州ほか他国商人の定着
高崎秤役所
商圏の拡大と売掛金出入
商人金融の点描
3 田町の絹市と絹買宿
田町の絹市
絹買宿と都市呉服問屋
年々献上された高崎絹
市田孫市店の経営
4 城下の諸職人
職人町の成立と営業税の上納
紺屋渡世の増加
伊勢型紙東国行の拠点となった高崎
髪結渡世
鋳物師
大工・左官ほか諸職人
コラム(5)高崎城下での活魚売買の目論見―寛政9年「高崎町奉行日記」にみる
第2節 舘煙草の生産と流通
1 舘葉の生産と産地荷主
献上舘煙草と舘葉産地
江戸舘問屋の舘葉買付け仕法
舘葉産地の荷主と仲買人
舘葉流通の構図
2 高崎舘問屋と煙草刻職人
高崎城下の煙草店
町奉行日記にみる煙草刻職人
高崎舘問屋と舘葉荷主
コラム(6)商人鑑にみる高崎舘煙草刻問屋
第3節 酒造業の展開と米穀流通
1 酒需要の増大と造酒屋
造酒屋の台頭と請酒屋・小売酒屋
統制下の酒造経営
越後の酒造出稼店
幕末・維新期の造酒屋
2 他藩払米の流入と米問屋
城下の信州米問屋
安中藩払米の流入と高崎商人
3 高崎城米地払制の定着
払米世話役掛屋の任命
飯野家の掛屋経営
払米のゆくえ
藩発起の無尽講と掛屋・用達商人
第4節 蚕糸業の発達と維新期の高崎商・職人衆
1 養蚕の普及と繭問屋の出現
生絹・太織生産と桑小作制度
奥州本場種の流入
信州種の流入
繭問屋の出現と北上州繭の流入
2 生糸・蚕種輸出と繭積立制度
城下での生糸売買
生糸・蚕種の流通統制
高崎藩施行の繭積立仕法
3 横浜開港と商・職人衆の動向
幕末・維新期の商・職人仲間
本町の住民構成と商・職人渡世
本町住民の出身地から見た広域性
高崎の生糸売込商たち
4 糸繭商人らの諸社灯籠献納事業
榛名神社大灯籠の献納事業
妙義神社への御神灯奉納
一ノ宮貫前神社への灯籠献納
八幡八幡宮への御神灯献納
第4章 陸上交通と水運の発達
第1節 関東と信濃・越後を結ぶ交通路
1 中山道の整備と宿駅制度
交通網の整備と上野国
中山道の宿駅・伝馬制
宿場の役割と休泊施設
一里塚と並木の整備
2 縦横に走る諸街道
日光例幣使道と宿村の対応
関東と越後・佐渡を結ぶ三国街道
高崎と信州を結ぶ商品輸送路
コラム(7)高崎商人寄進の信濃国分寺石柱
第2節 宿場と人・荷物の往来
1 倉賀野・高崎宿の景観と仕組み
絵図にみる倉賀野・高崎宿
倉賀野・高崎両宿の構造
両宿の問屋場と宿役人
両宿の御定人馬と継立賃銭
宿場の財政と運営
2 宿場に暮らす人びと
倉賀野宿の本陣・脇本陣と旅籠屋
定飛脚問屋島屋・京屋の高崎出店
倉賀野宿と飯盛女の悲哀
3 倉賀野・高崎宿周辺の村々と助郷
助郷村の指定と役割
高崎宿助郷村々の負担
幕末の大通行と助郷紛争
4 武家や庶民の往来と荷物輸送
大名の参勤交代と「馳走」
公用役人や御用荷物の通行
旅行中の病人への対応
商人荷物の輸送と中馬稼ぎ
コラム(8)高崎宿旅籠屋発行の碓氷関所手形
第3節 烏川・利根川の水運と渡し場
1 倉賀野河岸の成立と構造
利根川の水運と上野国
河岸の成立と玉村町との争い
河岸の仕組みと河岸問屋
2 上下する米と商品荷物
諸大名の廻米と運賃
上り下りする商品荷物
川床の浅瀬化と小船稼ぎ
新町宿との旅人乗船争い
3 新規通船の試みと材木の川下げ
河岸問屋組合の結成と岩鼻河岸の試み
幕末期の上利根川通船願い
筏場と聖石河岸の筏流し
烏川水運と河岸の衰退
4 おもな河川の渡し場
烏川の柳瀬渡船
烏川の筏場と聖石の渡し場
鏑川と井野川の渡し場
コラム(9)利根川舟運と大杉信仰
1 中山道の整備と宿駅制度
交通網の整備と上野国
中山道の宿駅・伝馬制
宿場の役割と休泊施設
一里塚と並木の整備
2 縦横に走る諸街道
日光例幣使道と宿村の対応
関東と越後・佐渡を結ぶ三国街道
高崎と信州を結ぶ商品輸送路
コラム(7)高崎商人寄進の信濃国分寺石柱
第2節 宿場と人・荷物の往来
1 倉賀野・高崎宿の景観と仕組み
絵図にみる倉賀野・高崎宿
倉賀野・高崎両宿の構造
両宿の問屋場と宿役人
両宿の御定人馬と継立賃銭
宿場の財政と運営
2 宿場に暮らす人びと
倉賀野宿の本陣・脇本陣と旅籠屋
定飛脚問屋島屋・京屋の高崎出店
倉賀野宿と飯盛女の悲哀
3 倉賀野・高崎宿周辺の村々と助郷
助郷村の指定と役割
高崎宿助郷村々の負担
幕末の大通行と助郷紛争
4 武家や庶民の往来と荷物輸送
大名の参勤交代と「馳走」
公用役人や御用荷物の通行
旅行中の病人への対応
商人荷物の輸送と中馬稼ぎ
コラム(8)高崎宿旅籠屋発行の碓氷関所手形
第3節 烏川・利根川の水運と渡し場
1 倉賀野河岸の成立と構造
利根川の水運と上野国
河岸の成立と玉村町との争い
河岸の仕組みと河岸問屋
2 上下する米と商品荷物
諸大名の廻米と運賃
上り下りする商品荷物
川床の浅瀬化と小船稼ぎ
新町宿との旅人乗船争い
3 新規通船の試みと材木の川下げ
河岸問屋組合の結成と岩鼻河岸の試み
幕末期の上利根川通船願い
筏場と聖石河岸の筏流し
烏川水運と河岸の衰退
4 おもな河川の渡し場
烏川の柳瀬渡船
烏川の筏場と聖石の渡し場
鏑川と井野川の渡し場
コラム(9)利根川舟運と大杉信仰
第5章 生活と文化
第1節 武家の社会と生活
1 殿様のくらし
江戸藩邸での殿様のくらし
輝承の初入部と高崎での生活
殿様の豆まき
2 武士のくらし
高崎藩士御条目
中村勝弥の少年時代
篠田藤九郎の引越し
武士のすまい―屋敷と長屋
藩士の俸禄と生活
コラム(10)大名家の持参金
第2節 町と村のくらし
1 町人のくらし
城下町の空間とくらし
城下町の木戸や番所
頼政神社の祭礼
城下町の環境問題
「閭里歳時記」と町人のくらし
商家の子どもの成長儀礼
2 村人のくらし
村明細帳からみた農民のくらし
絵図からみた村の景観
村の年中行事
村の祭礼と規制
農民の家の大きさ
3 家と家族
相続
結婚と離縁
家出
奉公
4 火事と犯罪
高崎の大火
倉賀野の大火
被害拡大防止対策
火付けと火元人の入寺
高崎の事件簿
5 庶民の旅
高崎の道しるべ
霊場めぐりと湯治
伊勢参宮
コラム(11)金で買った日照権
第3節 学問と教育の普及
1 武士の教育
藩校遊芸館の創設
藩校文武館と英学校
2 庶民教育の普及
寺子屋教育の様子
師匠について
3 医学と薬学
高崎の医師たち
藩医高島昌軒と嶺春泰
種痘の普及と工藤俊栄
家伝薬
4 和算
永山義長と上州の和算
算額と和算の発達
そろばんと実用算
地方算法と測量術
和算を学んだ人たち
コラム(12)200年前の人が解いた数学の問題―幸宮神社に奉掲された算額
第4節 高崎の文芸
1 文芸の興隆
『藤陰叢話』と高崎の漢詩人
歌人宮部義正と飯塚久敏
高崎俳諧の系譜
高崎の狂歌師たち―滑稽から本歌へ
2 高崎の女性と文芸
羽鳥一紅
深井慈照尼
宮部万女
西岡妙善尼
大谷宇寿女
3 美術工芸
書家
絵師
刀工
印刻
第5節 寺社と信仰
1 寺院
江戸幕府の寺院統制策
領主の寺院統制と保護
寺院と民衆の関わり
慈眼寺と西上州の真言教団
大信寺の忠長卿供養と寺領経営
興禅寺の城外移転
石原村清水寺の観音参詣
時宗と遊行上人の廻国
虚無僧寺―慈上寺と清海寺
2 神社のありかた
神社のありかた
倉賀野村飯玉大明神
神職と倉賀野村
佐野村定家明神
宗派の異なる別当
世襲と転住
八幡村八幡宮
近世初期の八幡宮祭祀組織
近世後期の八幡宮祭祀組織
八幡村集落
別当と禰宜
下豊岡村若宮八幡宮
村持ちの神社
鍵持ちと庭掃
伊勢殿
連雀町の伊勢殿
寛政期の造営
中豊岡村の伊勢殿
3 高崎市域の修験道
修験道
高崎藩領と修験寺院
当山派
不動寺の補任状
本山派
修験寺院と人びと
4 小祠・小堂と宗教者
農民持ちの小堂
農民持ちの小祠
群馬郡の神職
社会と神職・修験者
5 神仏分離
王政復古と神職・僧侶
高崎藩の神仏分離
1 殿様のくらし
江戸藩邸での殿様のくらし
輝承の初入部と高崎での生活
殿様の豆まき
2 武士のくらし
高崎藩士御条目
中村勝弥の少年時代
篠田藤九郎の引越し
武士のすまい―屋敷と長屋
藩士の俸禄と生活
コラム(10)大名家の持参金
第2節 町と村のくらし
1 町人のくらし
城下町の空間とくらし
城下町の木戸や番所
頼政神社の祭礼
城下町の環境問題
「閭里歳時記」と町人のくらし
商家の子どもの成長儀礼
2 村人のくらし
村明細帳からみた農民のくらし
絵図からみた村の景観
村の年中行事
村の祭礼と規制
農民の家の大きさ
3 家と家族
相続
結婚と離縁
家出
奉公
4 火事と犯罪
高崎の大火
倉賀野の大火
被害拡大防止対策
火付けと火元人の入寺
高崎の事件簿
5 庶民の旅
高崎の道しるべ
霊場めぐりと湯治
伊勢参宮
コラム(11)金で買った日照権
第3節 学問と教育の普及
1 武士の教育
藩校遊芸館の創設
藩校文武館と英学校
2 庶民教育の普及
寺子屋教育の様子
師匠について
3 医学と薬学
高崎の医師たち
藩医高島昌軒と嶺春泰
種痘の普及と工藤俊栄
家伝薬
4 和算
永山義長と上州の和算
算額と和算の発達
そろばんと実用算
地方算法と測量術
和算を学んだ人たち
コラム(12)200年前の人が解いた数学の問題―幸宮神社に奉掲された算額
第4節 高崎の文芸
1 文芸の興隆
『藤陰叢話』と高崎の漢詩人
歌人宮部義正と飯塚久敏
高崎俳諧の系譜
高崎の狂歌師たち―滑稽から本歌へ
2 高崎の女性と文芸
羽鳥一紅
深井慈照尼
宮部万女
西岡妙善尼
大谷宇寿女
3 美術工芸
書家
絵師
刀工
印刻
第5節 寺社と信仰
1 寺院
江戸幕府の寺院統制策
領主の寺院統制と保護
寺院と民衆の関わり
慈眼寺と西上州の真言教団
大信寺の忠長卿供養と寺領経営
興禅寺の城外移転
石原村清水寺の観音参詣
時宗と遊行上人の廻国
虚無僧寺―慈上寺と清海寺
2 神社のありかた
神社のありかた
倉賀野村飯玉大明神
神職と倉賀野村
佐野村定家明神
宗派の異なる別当
世襲と転住
八幡村八幡宮
近世初期の八幡宮祭祀組織
近世後期の八幡宮祭祀組織
八幡村集落
別当と禰宜
下豊岡村若宮八幡宮
村持ちの神社
鍵持ちと庭掃
伊勢殿
連雀町の伊勢殿
寛政期の造営
中豊岡村の伊勢殿
3 高崎市域の修験道
修験道
高崎藩領と修験寺院
当山派
不動寺の補任状
本山派
修験寺院と人びと
4 小祠・小堂と宗教者
農民持ちの小堂
農民持ちの小祠
群馬郡の神職
社会と神職・修験者
5 神仏分離
王政復古と神職・僧侶
高崎藩の神仏分離
第6章 幕末・維新期の高崎
第1節 幕末の高崎
1 ペリー来航と開国
黒船の来航と開国要求
高崎藩の意見
寺社奉行松平輝聴らの意見
日米修好通商条約の締結
高崎藩の江戸出兵
軍備の近代化
2 和宮の下向と攘夷の激化
桜田門外の変と公武合体政策
和宮の下向と高崎宿
和宮降嫁の政治的波紋
浪士組の上京
攘夷運動の胎動
天朝組の攘夷計画
慷慨組の高崎城攻撃計画
3 天狗党の乱と下仁田戦争
筑波山から大平山へ
軍資金の調達
天田善兵衛の献金
高崎藩の警備
栃木宿の焼き払い
藩主輝聲と浪士追討総督
高崎藩の出陣
高道祖村の戦い
下妻の戦い
高崎藩の敗走
那珂湊の戦いと高崎藩の奮戦
西上の開始と太田の止宿
浪士接近と高崎城下
浪士藤岡町から吉井宿へ
浪士下仁田に宿陣
戦いの始まり
高崎藩の敗戦
戦後処理
浪士、信州に向かう
4 幕藩体制の崩壊
武州世直し一揆の波及
大政奉還
江戸市中攪乱戦術
藩主輝聲の朝召辞退
出流山討幕蜂起
薩摩藩邸焼打事件
5 幕末の岩鼻陣屋
武術稽古場の取建
藤岡町と新町宿の打ちこわし
高崎藩兵の出動
陣屋支配体制の強化
コラム(13)下仁田戦争余聞
第2節 高崎の明治維新
1 高崎藩と戊辰戦争
鳥羽・伏見の戦い
碓氷峠の確保
農兵銃隊取立計画
西上州世直し一揆
「世直し大明人」
小栗上野介権田村に土着
東山道総督府高崎に入る
岩鼻陣屋の明け渡しと上州分割鎮撫
最後の岩鼻代官高畠弾正
高崎藩の分割鎮撫
「小栗征伐」と高崎藩
2 上越国境戦と北越出兵
高崎藩の沼田出兵
三国峠出陣
般若塚攻防戦
連合軍の勝利
菊の章旗の下賜
戸倉戦争
脱藩士と上野の彰義隊
一ノ木戸陣屋の動向
大芦の戦い
会津若松城の落城
美加保丸事件
3 版籍奉還と五万石騒動
版籍奉還
五万石騒動の発端
傘連判状の作成
藩役所への強訴
維新政府の態度
民部省への越訴
騒動がもたらした成果
奥羽鎮撫
藩制改革
家中騒動
廃藩置県
4 岩鼻県の創設と県政の展開
大音龍太郎の登場
大音県政の基本原則
大音の強権政治
大音県政の終焉
小室信夫の知県事就任
米と贋金の問題
中島錫胤の県政
青山貞の登場
青山貞と「上野県」構想
コラム(14)高崎藩と三坂関所の取り立て
1 ペリー来航と開国
黒船の来航と開国要求
高崎藩の意見
寺社奉行松平輝聴らの意見
日米修好通商条約の締結
高崎藩の江戸出兵
軍備の近代化
2 和宮の下向と攘夷の激化
桜田門外の変と公武合体政策
和宮の下向と高崎宿
和宮降嫁の政治的波紋
浪士組の上京
攘夷運動の胎動
天朝組の攘夷計画
慷慨組の高崎城攻撃計画
3 天狗党の乱と下仁田戦争
筑波山から大平山へ
軍資金の調達
天田善兵衛の献金
高崎藩の警備
栃木宿の焼き払い
藩主輝聲と浪士追討総督
高崎藩の出陣
高道祖村の戦い
下妻の戦い
高崎藩の敗走
那珂湊の戦いと高崎藩の奮戦
西上の開始と太田の止宿
浪士接近と高崎城下
浪士藤岡町から吉井宿へ
浪士下仁田に宿陣
戦いの始まり
高崎藩の敗戦
戦後処理
浪士、信州に向かう
4 幕藩体制の崩壊
武州世直し一揆の波及
大政奉還
江戸市中攪乱戦術
藩主輝聲の朝召辞退
出流山討幕蜂起
薩摩藩邸焼打事件
5 幕末の岩鼻陣屋
武術稽古場の取建
藤岡町と新町宿の打ちこわし
高崎藩兵の出動
陣屋支配体制の強化
コラム(13)下仁田戦争余聞
第2節 高崎の明治維新
1 高崎藩と戊辰戦争
鳥羽・伏見の戦い
碓氷峠の確保
農兵銃隊取立計画
西上州世直し一揆
「世直し大明人」
小栗上野介権田村に土着
東山道総督府高崎に入る
岩鼻陣屋の明け渡しと上州分割鎮撫
最後の岩鼻代官高畠弾正
高崎藩の分割鎮撫
「小栗征伐」と高崎藩
2 上越国境戦と北越出兵
高崎藩の沼田出兵
三国峠出陣
般若塚攻防戦
連合軍の勝利
菊の章旗の下賜
戸倉戦争
脱藩士と上野の彰義隊
一ノ木戸陣屋の動向
大芦の戦い
会津若松城の落城
美加保丸事件
3 版籍奉還と五万石騒動
版籍奉還
五万石騒動の発端
傘連判状の作成
藩役所への強訴
維新政府の態度
民部省への越訴
騒動がもたらした成果
奥羽鎮撫
藩制改革
家中騒動
廃藩置県
4 岩鼻県の創設と県政の展開
大音龍太郎の登場
大音県政の基本原則
大音の強権政治
大音県政の終焉
小室信夫の知県事就任
米と贋金の問題
中島錫胤の県政
青山貞の登場
青山貞と「上野県」構想
コラム(14)高崎藩と三坂関所の取り立て
掲載日 平成29年6月5日
更新日 平成29年6月12日
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