『新編高崎市史 通史編1 原始・古代』
刊行情報
A5版本文 717ページ 平成15年刊行目次
第1章 歴史の舞台としての高崎の自然
1 高崎の自然の特色
1 地形と地質の概要
2 気候
2 火山灰の風土
1 火山灰土とテフラ(火山灰)
2 火山灰編年学の方法
3 高崎の自然史
1 丘陵をつくる地層
2 高崎の台地をつくる地層
3 最終氷期以降の自然環境の変化
4 地殻変動と地震災害
1 高崎市周辺の地震と活断層
2 地震による災害―弘仁9年(818)地震を中心に
5 浅間山と榛名山の噴火と災害
1 6世紀初頭の榛名山の噴火と災害
2 6世紀中葉の榛名山の噴火と災害
3 浅間火山の平安時代の噴火と災害
4 浅間山天明3年(1783)の噴火と災害
第2章 旧石器・縄文時代の高崎
1 旧石器時代・縄文時代のあらまし
1 はじめに
2 岩宿遺跡の発見と高崎の旧石器時代
3 自然環境の変化の中で
4 土器の発明と文様の意味・時代を測る物差し
2 高崎の地形と遺跡の分布
1 縄文時代の社会や文化が展開された高崎の地形
2 高崎における遺跡分布のあり方
3 高崎の主な縄文時代遺跡
3 縄文人の道具
1 土器
2 石器
3 身体装飾
4 縄文人の住い
1 竪穴式住居の変遷
2 ムラの様子―集落の様相―
5 生と死―信仰とマツリ―
1 墓制
2 祭祀
6 縄文人の食べ物
1 狩猟採集経済の社会
2 食物の貯蔵技術
7 物の流れ・人の流れ(交易・文化交流)
1 石材
2 土器(信州の土器・南関東の土器・東北の土器)
8 浮かび上がりつつある縄文時代像
1 青森県三内丸山遺跡の発見
2 表層の地層
3 縄文人の主食
4 縄文人の植物栽培(縄文農耕の研究と展望)
5 生活の論理と交易、交流
第3章 弥生時代の高崎
1 弥生時代の概観
1 農耕社会の波及
2 弥生時代研究史の概要
3 弥生時代の生活用具
2 弥生文化の波及と展開
1 遅れた定着
2 第1展開期
3 第2展開期から新しい時代へ
3 農耕社会の成立
1 稲作農耕の伝来と展開
2 金属器の普及と水田の拡大
3 弥生時代人の食と畠作
4 弥生時代の農耕具
第4章 古墳時代の高崎
1 古墳から見た高崎市域の古墳時代
1 ヤマト王権と上野地域
2 上野地域における古墳時代のはじまり
3 前方後方墳の登場
4 前方後円墳の成立
5 巨大前方後円墳の築造
6 石製模造品副葬システムの成立と西毛地域
7 舟形石棺地域圏の成立
8 毛野の分割と古東山道の成立
9 上野型埴輪の成立
10 横穴式石室の登場とその歴史的背景
11 東国古墳の最盛期
12 前方後円墳の消滅と中央集権化の波
13 截石切組積石室の登場と律令社会への胎動
2 人々の暮らしと祭り
1 古墳時代前期の集落
2 古墳時代中・後期の集落
3 大規模開発と水田
1 古墳時代前期の水田・畠
2 古墳時代中・後期の水田・畠
第5章 古代の高崎
1 古代のあらまし
1 はじめに
2 古代の支配体制
2 上毛野国から上野国へ
1 律令の編纂と郡郷制
2 資料に見える上毛野氏
3 国司と地方の政治
4 農民の負担
5 地方の役所と国分寺
3 佐野三家と上野三碑
1 「上野三碑」研究の流れ
2 山ノ上碑とでえせえじ遺跡
3 多胡碑と山部郷
4 金井沢碑と三家の人々
5 定額寺としての放光寺
4 交通路の整備と蝦夷征討
1 東山道と人々の生活
2 畿内から東国への土器の移動
3 征夷と上野国の負担
4 東北に残された上野の足跡
5 上野九牧と碓氷関
5 浅間山の噴火と古代水田
1 発掘された水田
2 奈良・平安時代の土地制度
3 水田遺構調査からわかること
6 人々の暮らしと信仰
1 『万葉集』東歌の世界
2 最澄と緑野寺
3 神祭りと式内社小祝神社
7 荘園公領制と武士団
1 国衙支配
2 荘園公領制
3 武士団の形成、治承・寿永の内乱へ